日蓮宗の葬儀

日本の仏教には、さまざまな宗派が存在します。知っていそうで知らないこともあり、なにか自分の思っているところと違うと感じてしまうポイントです。日蓮宗も宗派のひとつであり、葬儀の作法も知っておく必要があるでしょう。

日蓮聖人が開祖である日蓮宗は、南無妙法蓮華経という7文字のお題を唱えながら修行をしていくことになります。功徳が込められており、親交を深めることができるとされているからです。葬儀でもこれを唱えることが重要で、成仏するための手助けができるとされています。葬儀の流れとしては、一般的な流れと変わりませんが、葬儀・告別式の時間は午前10時ごろにスタートして2時間で終わるというのが基本です。総礼から始まり、道場偈、勧請、開経偈し、参列者全員で読経してからお題目を唱えるのが独特の流れになるでしょう。いろいろな違いはありますが、参列する場合には、焼香などの点で注意が必要です。

日蓮宗の焼香のマナーは、合掌してからお香をひとつまみ取って振りかけることを3回おこないます。線香を立てる場合もありますが1本か3本です。もしも、わからないといったときには、信者でなければ1から3と覚えておけば、マナーに反することも少なくなるでしょう。

香典に関しては、日蓮宗は覚えておくポイントとして、四十九日で成仏されるという考え方があります。葬儀の時には、不祝儀袋はご霊前かご香典です。これが四十九日以降は、成仏されているため、ご仏前やご香典に変わります。他の宗派では、亡くなったところから成仏するといった考え方もありますし、すべてご霊前にするといった場合もあるため、事前に調べておくことが必要です。厳格な場合もありますので、必ず押さえておかなければいけないポイントでしょう。不祝儀袋に蓮の花が描かれているものを使うのは、日蓮宗だけではなく、仏教全般となります。そのため、キリスト教などの葬儀に使ったりすることがないよう区別して考えるといいでしょう。水引きは結び切りを使うことになりますが、二度とないようにという意味が込められています。